コラム
Subversionリリースサイクルの変更2018
ページ更新日:2020-06-17
「Apache Subveriosn リリースサイクルの変更」
2018.6.22 Apache Subversion プロジェクトは、Subversionのリリースサイクルの変更を発表しています。これについて説明します。原文はこちらです。
Standard ReleaseとLong Term Support (LTS) Releaseへ分化
今後のリリースは、半年ごとにリリースされるStandard Release(スタンダード・リリース)と、2年ごとにLong Term Support Release(LTS: ロング・ターム・サポート・リリース:長期間サポート・リリース)に別れます。
Standard Releaseは、バグ修正などは半年間、セキュリティ対応や重要なバグ修正は1年間だけサポートされます(アップデートが作られます)。
一方でLTSは、バグ修正などは2年間(次のLTSまで)、セキュリティ対応や重要なバグ修正は4年間(次の次のLTSまで)サポートされます。
リリースタイプ | フル・バックポート | セキュリティ・重要バグ修正 | リリース番号 |
Long Term Support (LTS) 長期サポート | 2年間 | 4年間 | 1.10, 1.14, 1.18... |
Standard Release スタンダードリリース | 6ヶ月 | 12ヶ月 | 1.11, 1.12, 1.13, 1.15... |
変更に掛かる事項
Subversion1.10までは、次バージョンのリリースまではバグ修正など、次々バージョンのリリースまではセキュリティ対応や重要なバグ修正を行ってきました。つまり2世代をサポートしてきました。
今回の変更に掛かり、Subversion 1.9は、前のLTSと同等と扱います。つまり、Subversion 1.14 LTSがリリースされるまでセキュリティ対応や重要なバグ修正は継続されます。現在のスケジュールで言えば、2020年上半期頃となります。
Subversion 1.10については最新のLTSとして扱います。1.14 LTSがリリースされるまでは通常のバグ修正が行われ、その後1.18 LTSがリリースされるまでセキュリティ対応と重要なバグ修正のみ継続、となります。現在のスケジュールで言えば、2022年上半期頃、となります。
弊社のサポートについて
弊社のサポートOSSPlazaのSubversionサポートでは、Subversion開発者を抱えるWANdisco, Inc.のサポートをサブスクライブしています。上記のコミュニティとしてのサポート終了後もワークアラウンドでの対応を行っております。詳しくはお問合せ賜れれば幸いです。