OpenDJ 最新情報
OpenDJとは
OpenDJは、歴史の古いJavaで開発された高機能高性能のLDAPサーバ・ディレクトリサーバです。Javaで動作することから、Windows環境で使用されることが多いです。旧サン・マイクロシステムズ社で開発されたOpenDSですが、オラクル社への吸収合併により開発が終了しました。すでにオープンソース化されていたためForgeRock社が引き継いでOpenDJとして公開したものです。現在はソースをクローズしてForgeRock DS(Directory Server)となっています。ただ、オープンソース時代のソースをフォークして開発を続けているプロジェクトが存在します。
OpenDJは、次のような特長があります。
OpenDJの概要と特長
1) マルチプラットフォームのディレクトリサーバ
ディレクトリサーバは、「電話帳」をコンセプトに作られた一種のデータベースで、組織や人の情報を収納し、検索できるように作られています。
俗にLDAPサーバ(Lightweight Directory Access Protocol)とも呼ばれいて、認証や認可に使用されることが多いです。
世の中には様々なディレクトリサーバがありますが、LDAP自身は規格(LDAPv3)になっていますので、大きな目で見れば機能的にはだいたい同じです。マイクロソフト社のActiveDirectoryもディレクトリサーバを元に作られています。
その中でOpenDJの最大の特徴は「Javaで作られているのでマルチプラットフォームで動作する」というものが挙げられます。ディレクトリサーバの多くはLinux上では動作するもののWindowsプラットフォームで動作するものは少なく、そのため、Windowsサーバ上での稼働実績が比較的多いのが一つの特徴になります。
2) 信頼性
実績が多く、動作も安定しています。
3) 可用性
OpenDJは非常に軽量で高性能をうたっていますが、マルチマスタ・レプリケーション機能を備えており、高可用性を実現できる点も特徴となります。
4) ライセンスコスト不要
OpenDJの利用にはライセンス費用は必要ありません。
※ForgeRock DSとして使用する場合には必要となります。
OpenDJのライセンス
OpenDJの入手先
OpenDJのフォーク版はGitHubで入手できます。
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