オープンソース資料館
今回のテーマは、Redmineのゴミファイル問題について。
2019/4/7: Redmineのゴミファイル問題
前提
Redmine3.4
ゴミファイル問題とは
Redmineを長く使用していると管理している添付ファイルが増えて容量が厳しくなってくることがある。よくよく調べてみると、使っていないはずのファイルがあったりする。これを消せればディスク容量が減らせるのに・・というのがゴミファイル問題。
調べてみると
Redmineのデータベースに、"Attachments"というテーブルがあって、そこでチケットとファイルのパスの関連管理などを行っている。このテーブルをリストしてみると、どうやらチケットなどと紐付いていないエントリ「みなしごエントリ」がある。
このみなしごエントリがどうして起こるのか。Redmineはファイルを添付する際、「ファイルを指定した段階」でエントリを作り、ファイルもアップロードしてしまう。最後に「送信」などとすればチケットなどと紐付くが、ブラウザを閉じてしまうと関連付けされることなくエントリが残り、ファイルも消されずにそのまま残る。これが「みなしご」としてシステムに残ることになる。
みなしごファイルを消したい
このみなしごファイルだが、DBエントリ上から消してファイルをマニュアルで消してしまっても問題にはならないはずではある。ただ偶然添付待ちの状況を消してしまう事も考えられるのでもう少しスマートにやりたい。
Redmineプロジェクトでは気の利いたことにこういう状況を想定してユーティリティーを用意してくれているのでそれを使うとよい。
rake redmine:attachments:prune
を実行するとこのみなしごファイルとDB上のエントリのうち、「登録されて1日以上経過したもの」を削除してくれる。ソース記事
Bitnamiスタックの場合、Redmineのインストールディレクトリに移り、
$sudo ./use_redmine
を叩く。ルートになるので、
#rake redmine:attachments:prune RAILS_ENV=production
を実行する。これで解決。
お問い合わせください
OSSPlazaではRedmineサーバの構築・サポートなども行っています。お問合せはこちら。